ロンドンの治安を調べる方法|危険エリアの見分け方とPolice.uk犯罪マップの読み方
- 3 日前
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ロンドンで家探しをしていると、
「このエリアの治安は大丈夫?」
「夜、一人で駅から歩いても問題ない?」
「内見した部屋は気に入ったけれど、周辺環境だけ少し心配」
と感じることがあります。
特に初めてロンドンに住む方にとって、ロンドンの治安や危険エリアの判断は、家賃や部屋の設備と同じくらい重要です。
しかし、ロンドンの治安について検索すると、
「東ロンドンは危険」
「このエリアは安全」
「Zone 2なら大丈夫」
など、かなり主観的な情報も出てきます。
実際には、同じエリアでも通り一本で雰囲気が変わることがありますし、日中と夜でも印象は大きく異なります。
そのためLiving Hubでは、単純に
「このエリアは安全です」「ここは危険です」
と判断するのではなく、英国警察の公式犯罪データと実際の生活動線を組み合わせて確認することをおすすめしています。
この記事では、ロンドンで家探し・内見をしたあとに治安を確認するための方法として、
Police.ukの犯罪マップ
犯罪の種類の読み方
過去数か月の犯罪件数
Compare your areaによる犯罪率比較
Google Mapsでの駅から物件までの確認
を順番に解説します。
目的は、単に「ロンドンで安全なエリアランキング」を見ることではありません。
この記事を読み終わったときに、
「この物件の周辺環境は、自分にとって許容できるか」
を自分で判断できる状態になることを目指します。
ロンドンの治安は「エリア名」だけでは判断できない
ロンドンの家探しでよくあるのが、
「○○は治安がいいですか?」
という質問です。
もちろん、住宅街中心の比較的落ち着いたエリアや、繁華街が多いエリアなど、大まかな特徴はあります。
ただし、実際に住む場所を決めるときは、エリア名だけで判断するのはおすすめできません。
例えば同じ駅でも、
駅の北側と南側
大通り沿いと住宅街
駅徒歩3分と徒歩15分
夜でも店舗が開いている道と、人通りの少ない道
では生活環境が大きく異なることがあります。
ロンドンで家探しをする場合は、
エリア → Postcode → 実際の通り
まで確認する方が現実的です。
そこで使いやすいのが、英国警察公式サイトのPolice.ukです。
Police.ukとは?ロンドンの犯罪マップを確認できる公式サイト
Police.ukでは、イングランド、ウェールズ、北アイルランドの地域別犯罪データを確認できます。
公開データには犯罪種別や匿名化された位置情報などが含まれています。
物件のPostcodeや住所を入力すると、周辺を担当する警察エリアが表示され、
犯罪マップ
犯罪件数
犯罪カテゴリー
過去の推移
周辺地域との犯罪率比較
などを確認できます。
ロンドンで家探しをするとき、治安について調べる最初のツールとして非常に使いやすいサイトです。
Police.ukで確認するときの注意点
Crime Map上に表示される地点は、実際の犯罪発生場所そのものではありません。
Police.ukはプライバシー保護のため位置情報を匿名化しており、公式サイトも「hotspotsは犯罪発生場所の大まかなイメージ」と説明しています。
そのため、
「この物件の目の前で5件発生した」
といった読み方ではなく、
「この周辺ではどのような犯罪が、どの程度発生しているか」
を見るために利用します。
ロンドンの犯罪件数は「多い・少ない」だけで判断しない
Police.ukを初めて開くと、
「Anti-social behaviour 37件」
「Violence and sexual offences 28件」
などの数字が表示されます。
ここで多くの方が、
「37件って多いの?」
と疑問に思います。
実は、単月の犯罪件数だけを見ても、ロンドンの治安を判断するのは難しいです。
重要なのは、
犯罪の種類
数か月の推移
他エリアとの比較
です。
順番に見ていきましょう。
1. まず犯罪件数の「推移」を見る
Crime Mapで最初に確認したいのは、今月の数字そのものより、過去数か月の流れです。
例えば、過去1年間、
80件→92件→86件→95件→89件
というように推移しているのであれば、ある月が95件だからといって急激に治安が悪化したとは言えません。
一方、
50件→60件→85件→110件→145件
のように継続的に増えているのであれば、もう少し詳しく確認してもいいでしょう。
ロンドンで治安を確認するときは、
「今月何件あるか」より、「最近増えているのか」
を見ることがポイントです。
2. ロンドンの犯罪の種類を理解する
次に重要なのが、犯罪の種類です。
同じ「100件」でも、何が100件発生しているのかによって、実際の生活への影響はかなり違います。
Police.ukには複数の犯罪カテゴリーがあります。
ここからは、ロンドンで家探しをしている人が特に目にしやすい項目を説明します。
現在、検討中の物件がある方は、以下のリンクを開き、実際に検討中の物件のPost Code(郵便番号)を入力し、データを表示しながらブログを読み進めてください。
Anti-social behaviourとは?
ロンドンのCrime Mapを見ると、かなり頻繁に出てくるのがAnti-social behaviour(ASB)です。
日本語で「反社会的行動」と直訳すると非常に深刻に聞こえますが、犯罪カテゴリーとしてはかなり幅広いものです。
例えば、
騒音
路上で騒ぐ
酔った人による迷惑行為
威圧的な行動
公共スペースでの迷惑行為
近隣への継続的な迷惑
などが含まれる可能性があります。
そのため、
Anti-social behaviourが多い=重大犯罪が多い
ではありません。
ただし、静かな住宅環境を希望している方にとっては参考になります。
ASBが継続的に多い場合、
「夜間に騒がしい可能性はないか」
「駅周辺に人が集まりやすい場所はないか」
などをGoogle Mapsや内見時にも確認してみるといいでしょう。
Violence and sexual offencesはどう見る?
Police.ukで最も不安になりやすいのが、
Violence and sexual offences
です。
ただし、このカテゴリーを見てすぐに、
「暴行事件が○件もある」
と判断するのは避けた方がいいです。
暴力関連の犯罪分類には、軽度の暴行やハラスメントから、より重大な犯罪まで幅広いケースが含まれます。
したがって、
数字だけで夜道の安全性を判断することはできません。
見るべきなのは、
他の犯罪カテゴリーと比べて極端に多いか
数か月継続して増えていないか
他の似たエリアと比較して高いか
です。
Robbery(強盗)
Robberyは、暴力や脅迫を伴って金品を奪う犯罪です。
ロンドンで、
「夜一人で歩いて大丈夫か」
「スマートフォンを持って歩くのが心配」
という方にとっては、比較的確認しやすいカテゴリーです。
Robberyの数字が気になる場合は、単月だけでなく、周辺エリアとの比較も確認してください。
Theft / Theft from the person(窃盗・スリ)
ロンドン中心部や観光地では、Theft関連の数字が高くなりやすいです。
例えば、
スリ
スマートフォン盗難
バッグの盗難
などです。
ただし、人が非常に多く集まる駅や繁華街では、居住人口以外の通勤客・観光客も多いため、犯罪件数が増える可能性があります。
そのため、
Theftが多い=住宅街として危険
とは限りません。
Burglary(侵入窃盗)
家探しの観点では、比較的確認しておきたい犯罪です。
Burglaryは、建物への不法侵入を伴う窃盗などを指します。
ただし、実際のリスクは、
オートロックの有無
玄関ドア
窓
Ground floorかどうか
建物へのアクセス
などによっても変わります。
内見時には物件自体のセキュリティも確認しましょう。
Vehicle crime
車両盗難や車上荒らしなど、車に関連する犯罪です。
自動車を持たない方にとっては直接的な影響は小さい場合があります。
一方、車を所有する予定がある場合は、
路上駐車なのか
専用駐車場なのか
夜間の周辺環境
も確認した方がいいでしょう。
Drugs
薬物の所持や供給などに関連する犯罪です。
数字だけでその地域が危険とは判断できませんが、継続的に件数が高く、現地の雰囲気にも違和感がある場合は判断材料になります。
Public order
Public orderも比較的広いカテゴリーです。
公共の場での秩序を乱す行為などが含まれ、繁華街やナイトライフが多いエリアでは増える可能性があります。
静かな住宅環境を重視する方は、一つの参考にしてください。
3. 「Compare your area」でロンドンの犯罪率を比較する
ここがこの記事でかなり重要なポイントです。
「犯罪件数が90件ある」
と分かっても、それが多いのか少ないのか分かりません。
そこで使えるのが、
です。
Police.ukのCompare your areaでは、12か月間の犯罪数を人口1,000人あたりの犯罪率にして、類似した地域と比較できます。
このページを見ることで、
「単純に犯罪が90件ある」
から、
「似た地域と比べて高いのか・普通なのか・低いのか」
という判断ができるようになります。
Compare your areaの見方
Compare your areaには、グラフと複数のエリアが表示されます。
ここで重要なのは順位ではありません。
Police.uk公式も、
赤線と緑線に対して、自分のエリアがどこに位置しているかを見る方が重要
と説明しています。
基本的には、
緑線より下→ 類似エリアの中では犯罪率が低め
緑線と赤線の間→ 類似エリアとして通常の範囲
赤線より上→ 類似エリアより犯罪率が高め
という読み方です。
ここまで見ると、
「Anti-social behaviourが37件もあるから怖い」
という判断から、
「似た地域と比較すると普通の範囲なのか」
という、より客観的な判断ができます。
4. ロンドンの「危険エリアランキング」だけで決めない
Googleで「ロンドン 危険」と検索すると、
「ロンドンで危険なエリア10選」
「治安が悪い地域ランキング」
のような記事が多く出てきます。
こうした情報も参考にはなりますが、家探しではそれだけで判断しない方がいいでしょう。
理由は、犯罪率がBorough単位で高くても、
実際に住む通りが住宅街で落ち着いていることがある
からです。
逆もあります。
一般的には治安が良いと言われるエリアでも、駅からかなり離れた暗い道を毎晩歩くのであれば、本人にとっては住みづらいかもしれません。
そのため、
「ロンドンの危険エリアを避ける」より、「自分が住む物件周辺を確認する」
ことが重要です。
5. Google Mapsで駅から物件まで確認する
Police.ukを確認したら、次はGoogle Mapsです。
ロンドンで部屋探しをするときは、
最寄り駅 → 物件
の徒歩ルートを実際に確認しましょう。
チェックしたいのは、
徒歩何分か
大通り中心なのか
細い道を通るか
公園を横切るか
店舗や住宅があるか
夜もある程度人通りがありそうか
バス停からのルートはどうか
です。
特に夜遅く帰宅する方は、
「エリア全体の犯罪率」
だけでなく、
自分が毎日歩く300m〜1km
を見ることが大切です。
6. 内見したときの自分の感覚も重要
データを調べることは大切ですが、すでに現地内見をしたのであれば、そのときの感覚も重要な判断材料です。
例えば、
駅から歩いて違和感があったか
周辺に住宅が多かったか
建物入口に不安がなかったか
夕方・夜の雰囲気を想像できたか
自分が毎日帰ってくる生活をイメージできたか
などです。
治安は統計だけで100%判断できるものではありません。
データ+現地での印象を組み合わせて判断します。
7. 日本人が住んでいる物件は参考になる?
Living Hubの物件では、すでに日本人が入居しているケースもあります。
もちろん、
「日本人が住んでいる=安全」
という意味ではありません。
ただ、初めてロンドンで家探しをする方にとって、
「同じように日本から来た人が実際にその物件で生活している」
ということは、一つの参考材料にはなります。
ロンドンで家探しするときの治安チェックリスト
内見後、部屋自体は気に入っているけれど治安だけが不安な場合、調べすぎる必要はありません。
次の5つを確認してください。
Police.ukで物件のPostcodeを検索する
直近数か月の犯罪件数と種類を見る
Compare your areaで類似地域と犯罪率を比較する
Google Mapsで駅から家までのルートを見る
実際の内見時の印象と自分の生活時間帯を考える
ここまで確認できれば、かなり判断材料は揃います。
「安全か」ではなく「自分にとって許容できるか」で判断する
ロンドンのどこに住んでも、犯罪リスクを完全にゼロにすることはできません。
そのため、
「この場所は100%安全ですか?」
という質問には、誰も正確には答えられません。
家探しで必要なのは、
「自分の生活スタイルに対して、許容できる環境か」
という判断です。
例えば、
夜22時に毎日帰宅する人と、
在宅勤務中心で夕方以降ほとんど外出しない人では、
同じ場所でも判断が変わります。
内見後に迷ったら「残っている不安」を一つずつ確認する
ロンドンでの家探しでは、
「もっと良い部屋があるかもしれない」
と探し続けることもできます。
しかし、
部屋は気に入った
家賃も予算内
入居時期も合っている
契約条件も問題ない
のであれば、残っている不安が何なのかを明確にした方が判断しやすくなります。
例えば、
「治安だけが気になる」
のであれば、
Police.uk→ Compare your area→ Google Maps
まで確認してみる。
それでも、
「駅からの夜道だけ不安」
と感じるのであれば、
次に探す物件では
駅徒歩5分以内
を新しい条件として追加できます。
つまり、重要なのは、
進むにしても、見送るにしても、理由が明確な状態にすること
です。
まとめ|ロンドンの治安・危険エリアは公的データで確認しよう
ロンドンで家探しをするとき、
「このエリアは治安が良いですか?」
という疑問を持つのは自然なことです。
しかし、エリアの評判や「危険地域ランキング」だけで住む場所を決める必要はありません。
まずPolice.ukで物件周辺を確認し、
犯罪の種類
↓
数か月の推移
↓
周辺エリアとの犯罪率比較
という順番で見ていきます。
さらにGoogle Mapsで駅から物件までのルートを確認すれば、
統計+実際の生活環境
の両方から判断できます。
ロンドンの家探しでは、
「絶対に安全な場所」を探すことより、
自分が納得して生活できる場所を選ぶこと が重要です。
Living Hubでは、物件をご紹介するだけでなく、内見後に迷っているポイントを整理し、できる限り判断しやすい情報を提供しています。
内見した物件について、
「部屋は気に入ったけれど、治安が少し不安」
という場合は、今回紹介した方法をぜひ使ってみてください。
▼こんな方におすすめです
内見した物件の治安が気になっている
ロンドンの犯罪データを自分で確認したい
「この部屋で決めていいか」を整理したい
ロンドンの家探しでは、部屋そのものだけでなく、周辺環境や治安も大切な判断材料です。
ただし、情報を集めすぎると、逆に判断しづらくなることもあります。
Police.ukやGoogle Mapsなどで必要なポイントを確認し、自分にとって許容できる環境かどうかを整理してみてください。
Living Hubでは、日本人向けに提携エージェントの物件をご紹介し、内見からお部屋探しをサポートしています。
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