【2025年版】ロンドン治安マップの正しい読み方|安全なエリアの見極め方と犯罪データの読み解き方
- Takanobu Shimanuki
- 2025年12月14日
- 読了時間: 24分
更新日:2025年12月15日
🟦 ロンドンの「治安の見方」を知らないと、家探しは失敗する
ロンドンで家を探すとき、ほとんどの日本人がまず気にするのが 治安 です。
しかし、ネットで調べても「東は危険」「西が安全」という大ざっぱな情報ばかりで、
実際に住むうえで役に立つ“精度の高い治安情報”にたどり着くことは、意外と難しいのが現実です。
Living Hubは、ロンドンで部屋を探す日本人向けに、
治安・アクセス・管理状態が良い物件だけを厳選して紹介する相談サービス です。
毎日のように、
「このエリアって危ないですか?」
「治安マップの色の違いがよく分かりません」
「北側と南側で治安が変わるって本当ですか?」
といった相談が寄せられます。
実際、ロンドンは “世界都市 × 貧困エリア × 観光地が複雑に入り混じった街” です。
駅が1つ違うだけで街の雰囲気が激変し、
さらに同じ駅でも「北側は危険、南側は安全」といったことが普通に起こります。
また、日本人がイメージする“治安の悪さ”とはまるで違い、
ナイフ犯罪
携帯ひったくり(特に電動バイク)
ドラッグの売買
夜間の強盗
ギャング関連のストリート犯罪
など、種類によって危険度も対策もまったく異なります。
だからこそ、「色の濃いところが危ない」だけの表面的な治安マップの読み方では意味がありません。
正しく読めなければ、部屋探しで大きな失敗につながります。
🔍 本記事の目的は「ロンドン治安マップを正しく読めるようになること」
この記事では、ロンドン警察(Metropolitan Police Service)が公開している
公式の Crime Map(犯罪マップ) をベースに、
ロンドン治安マップとは何か
数値や色の意味は?
犯罪カテゴリの違いとは?
“危険エリアの見抜き方”
治安マップだけでは分からないリスク
まで、すべて丁寧に解説します。
※公式データはこちら:
Living Hub が実際の物件紹介で使っている判断基準も交えながら、
読者が「治安を自分で正しく判断できる状態」になることをゴール にしています。
🔥 この記事が他と違うポイント
✔ 一般的な「治安ランキング」ではなく、判断力が身につく
✔ メディア記事では語られない、“地図に出ない危険”も解説
✔ 具体的な犯罪データをもとに、実践的に学べる
✔ Living Hub の実務経験から、ロンドン生活のリアルを提示
ロンドンで長く安全に暮らすには、
“どのエリアが安全か?”ではなく、“どう判断するか?” を知ることが最も重要です。
ここから、ロンドン治安マップの正しい読み方を、順番にわかりやすく解説していきます。
🟥 第1章|ロンドン治安マップとは?(Met Police の公式データを正しく理解する)
ロンドンで治安を正しく理解するために、まず知っておくべきなのが
Metropolitan Police(ロンドン警察)が提供している公式 Crime Map です。
ロンドンの警察組織である Met Police は、
市内のあらゆる場所で発生した犯罪データを、定期的にオンラインで公開しています。
▼ 公式 Crime Map
Met Police Crime Map
この Crime Map は「治安マップ」と呼ばれるもので、
ロンドンで家探しをするすべての人が、必ずチェックすべきツール です。
🔍 Crime Map で分かること
Crime Map では、以下のような情報をエリアごとに確認できます。
✔ 過去28日・3ヶ月・1年など、期間別の犯罪件数
短期的な治安の乱れ(イベント・季節要因)
長期的な改善・悪化のトレンド
どちらも把握することができます。
✔ 犯罪カテゴリ別の内訳
ロンドンの治安を理解するうえで、最も重要なのがこの「カテゴリ」です。
犯罪カテゴリ一覧(Met Police公式)
Violence Against the Person(暴行)
Robbery(強盗)
Burglary(空き巣)
Drugs(薬物犯罪)
Theft & Handling(盗難)
Public Order(治安妨害)
Sexual Offences(性犯罪)
Vehicle Crime(車両犯罪)
Anti-Social Behaviour(反社会的行動)
同じ「100件の犯罪」でも、その内訳が
暴行が多いのか
盗難が多いのか
ドラッグ関連なのか
によって、街の“質”はまったく違います。
治安マップは「数字ではなく、種類を見るもの」
というのは、ロンドンで家を探す人が最初に理解すべきポイントです。
🔍 マップ上の“色・数字”の意味
Crime Map には、丸いクラスタアイコンが表示され、その中に数字が書かれています。
数字 → 犯罪件数
色 → 犯罪の密集度(周囲比較)
注意点として、色が濃い=絶対に危険、という意味ではありません。
中心部は人が多いので、犯罪件数も必然的に多くなる
→ 全体の件数が多くても「質」が軽めであれば、住むうえでは大きな問題にならないことも多い。
逆に、
件数が少なくても、暴行・強盗が多いエリアは危険度が高い
→ ロンドンの治安は“量より質”で判断することが重要。
🔍 “同じ駅でも治安が違う”というロンドンの特殊構造
ロンドンの治安を理解するうえで避けて通れないのは、
同じ駅でも北側と南側で治安が全然違う
という事実です。
例:
駅南側はカフェ多く安全
駅北側はドラッグ使用者が集まりやすい
東側は公園でホームレスが増えやすい
西側は住宅街で静か
このように、半径300m以内でも犯罪の種類・発生頻度が劇的に変わります。
“駅単位で治安を判断してはいけない”
ということです。
これは治安マップで実際に数値を見ればすぐに分かります。
Living Hub でも実務でこの点を最重要視しており、
物件紹介の際は 「駅周辺」ではなく「物件のある通り単位」で治安を確認 しています。
🔍 Night-time economy(夜の経済)が犯罪を増やす
Crime Map を読む際に意外と知られていないのが、
クラブ・バー・パブなどが集中するエリアは、夜間犯罪が急増する
ということです。
特に金曜・土曜の夜は、
暴行
強盗
酔っ払いのトラブル
反社会的行動
が増えます。
治安マップを見ただけでは分かりにくいですが、
「夜間に犯罪が多いエリア」は住むとストレスが増えやすい。
これは 数値だけでは判断できない“生きた治安” です。
Living Hub では、物件紹介時に
「このエリアは夜は雰囲気が変わる」などの実地情報も含めて案内するため、
初めてロンドンに住む日本人から特に信頼されています。
✔ この章のまとめ
ロンドン治安マップ=Met Police の公式犯罪データ
数字ではなく「犯罪の種類」を見る
駅単位ではなく、通り単位で判断する
夜の雰囲気を必ず考慮する
Living Hub では実務レベルで治安マップを活用して安全基準を設けている
ロンドンの治安は「複雑」ですが、
正しく読み解ければ、家探しの判断力が大きく向上します。
🟥 第2章|日本とは“犯罪の質”が違う:ロンドン治安を正しく理解する3つの視点
ロンドン治安を語るうえで最も大切なのは、
「日本とロンドンでは“犯罪の質”がまったく違う」
という事実を理解することです。
ここを理解しないまま治安マップを見ても、正しい判断はできません。
① 日本の治安は「軽犯罪中心」—命に関わる危険が少ない社会
日本の治安は世界でもトップレベルと言われますが、
その背景にあるのは “犯罪そのものの種類が軽い” という構造です。
例:
自転車盗難
万引き
酔っ払いの小競り合い
SNS・ネット関連トラブル
空き巣(件数は減少傾向)
もちろん事件がゼロではありませんが、
「一般の人の命に直結する犯罪」 は極めて少ない。
多くの日本人は、この“日本基準の治安”を無意識に前提として海外に行くため、
ロンドンの現実を見たときに大きなギャップを感じます。
② ロンドンは「ストリート犯罪 × ギャング × ナイフ犯罪」が混在する都市
ロンドンの治安を読むとき、最も理解すべきはこれです:
✔ ロンドンは“危険の種類が多い”
夜道での強盗(ナイフ使用を含む)
電動バイクによる携帯ひったくり
ギャング抗争による刺傷事件
ドラッグ売買が日常的に行われるエリア
酔っ払いによる暴行
ホームレスや薬物依存者によるトラブル
ATM周辺でのスキミング
駅周辺でのスリ・置き引き
日本とは違い、人同士のトラブルが“暴力”に直結しやすい のがロンドンの特徴です。
特にナイフ犯罪はロンドン全体で問題視されており、
Met Police の統計によれば、年間で 15,000件前後 のナイフ関連事件が報告されています。
※ 公式データ(Met Police → Crime Data Dashboard)
③ “治安が悪い”にも種類がある — エリアによって“危険の質”が異なる
ここがロンドン治安の最も複雑な部分です。
✔ 【例1】Stratford(イーストロンドン)
人が多いため スリ・ひったくり・盗難が多い
暴行やギャング系は比較的少なめ
→「危険=暴行」ではなく「危険=盗難」の地域。
✔ 【例2】Brixton(サウスロンドン)
夜の暴行事件が多い
ギャング系の犯罪も時折発生
週末の酔っぱらいトラブル多発
→「夜の暴行リスクが高い」地域。
✔ 【例3】Hackney(北東)
若者中心のストリート犯罪
自転車盗難・電動バイクひったくりが多い
→「若者×スピード型犯罪」が目立つ。
✔ 【例4】Kensington(ウェストロンドン・高級住宅地)
盗難件数が多い(高価な自転車・電動スクーターなど)
暴行は少ないが“物の被害”が多い
→「安全=暴行が少ない」であっても、「盗難は多い」というパターン。
▶ 結論:犯罪の“量”ではなく“質”を理解しないと判断を誤る
治安マップを見たとき、
同じ「100件の犯罪」でも 質が違えば危険度はまったく違う のです。
暴行 30件 → 危険度は高い
盗難 30件 → 対処法でリスクは軽減できる
ドラッグ 30件 → 雰囲気が悪く、夜道の不安が増える
Public Order 30件 → 酔っぱらいのトラブルが多いエリア
「治安が悪い」を一括りにせず、
“どの種類の犯罪が多いのか”を見て判断する力 が必要になります。
これは、ロンドンで安全に暮らすために欠かせない視点です。
✔ この章のまとめ
日本とロンドンは犯罪の種類が根本的に違う
ロンドンの治安は「暴力・強盗・ドラッグ・ひったくり」が日常に存在
エリアごとに“危険の質”が異なる
治安マップを読むには「量」ではなく「質」を見ることが最重要
🟥 第3章|治安マップの「本当の読み方」:安全か危険かを正しく判断する5ステップ
ロンドンの治安マップ(Met Police Crime Map)は、正しく読めれば非常に強力なツールですが、
読み方を間違えると 「安全だと思って住んだら地獄だった」 という失敗につながります。
ここでは、Living Hub が普段の物件審査で実際に使っている
“治安判断の5ステップ” を公開します。
この5ステップを身につけるだけで、
あなた自身が「安全かどうか」を判断できるようになります。
✔ ステップ①:駅ごとの“犯罪件数”を見る — まずは大きな全体像を掴む
Met Police の治安マップでエリアを検索すると、
まず駅周辺に 犯罪件数のクラスタ(丸い数字) が表示されます。
ここで重要なのは、
数字そのものではなく、周辺駅との比較です。
例:
同じライン上で「一つだけ数字が突出して高い駅」がある
駅Aは150件、隣駅Bは40件 → 犯罪密度がまったく違う
件数が少なくても、狭いエリアに集中している場合は要注意
🔍 注意点
駅全体の件数=その駅のすべてが危険 ではありません。
ここでは 「まずは全体のボリュームを掴む」 のが目的です。
✔ ステップ②:犯罪カテゴリを確認する — “量”より“質”を見る
治安マップで最も重要なのは、ここ。
同じ100件の犯罪でも、
中身(カテゴリ)によって危険度はまったく違います。
特に注意すべきカテゴリは:
Violence Against the Person(暴行)
→ 危険度が最も高い
Robbery(強盗)
→ ナイフ使用率が高く、ロンドンで最重要カテゴリー
Drugs(薬物関連)
→ 常習者・売人が集まる場所=夜の治安が悪い傾向
Public Order(治安妨害/酔っぱらいトラブル)
→ 飲み屋の多いエリアは夜の一人歩きが危険
逆に、以下は「注意は必要だが命の危険度は低い」カテゴリです。
Theft(盗難)
Vehicle crime(車両犯罪)
Criminal Damage(器物損壊)
👉 “暴力系が多いかどうか”が一番重要です。
これは他の日本人向けブログがほぼ触れないポイントで、Living Hub では最も重視しています。
✔ ステップ③:夜間犯罪が多いかを見る — 「昼は安全、夜は危険」は普通にある
あなたが通勤するのは昼かもしれませんが、
家に帰るのは 夜 です。
犯罪カテゴリには 「タイムスタンプ」 があり、
夜間(18〜2時)に犯罪が集中しているエリアは要注意。
例:
Camden:昼は観光地、夜は一気に“別の街”になる
Brixton:週末の夜は暴行・治安妨害が多い
Stratford:夜のひったくりが増加傾向
治安マップの数字が小さくても、
夜だけ危険になる駅はロンドンに非常に多い のが特徴です。
✔ ステップ④:24時間の“街の雰囲気”を Google Map + 現地情報で確認する
治安マップを見るだけでは正確な判断はできません。
数字に出ない「肌感」がロンドンでは非常に重要です。
以下をチェック:
駅から家まで街灯があるか
人通りが極端に少ない区間がないか
パブが密集していないか(夜のトラブル源)
スーパー前に常習的にたむろしている人物がいるか
ゴミが散乱している/落書きが多いエリアでは犯罪も起こりやすい
👉 Google Street View は昼の写真なので限界あり。
Living Hub では 現地の動画やナイトチェック を重視しています。
✔ ステップ⑤:直近の“治安トレンド”を見る — 改善中 or 悪化中で判断は180度変わる
治安は固定ではなく “変動する” ものです。
特にロンドンでは、以下の要因で大きく改善・悪化します。
🔺 改善するパターン
再開発エリア(例:Tottenham Hale, Royal Wharf, Woolwich)
新しい駅・新路線の開通(Elizabeth Line など)
若者の流入が増えておしゃれなカフェが増える
🔻 悪化するパターン
家賃高騰で貧困層が流入
商店街が荒れて人の流れが変わる
警察の取り締まりが弱まる
治安マップは“過去数ヶ月分”のデータですが、
トレンドを読めると 1年後の安全性も予測できます。
◆ この章のまとめ
犯罪件数よりも 犯罪の種類(質)を見ることが最重要
夜間の治安は数字以上にリスクが高い
治安マップに出ない「街の雰囲気」が実は核心
再開発エリアは治安が“急改善”することが多い
5ステップで読めば「自分で安全を判断できる」ようになる
🟥 第4章|治安マップだけでは分からない“危険サイン”8つ
ロンドンの治安マップ(Crime Map)は非常に役立つツールですが、
数字では絶対に表れない危険が存在します。
Living Hub では、毎週のように家の周辺チェックを行っていますが、
実際に“歩いてチェックしているからこそ分かる危険サイン”がいくつもあります。
ここでは、治安マップでは見抜けない 8つのリアル指標 を公開します。
これを知っているだけで、物件選びの精度は圧倒的に上がります。
✔ 危険サイン①:昼と夜で“街が別世界”になるエリア
ロンドン特有の治安リスクです。
昼は観光地/人も多く賑やか → 安全に見える
夜になると酔っ払い・ドラッグ使用者が急増 → 治安が一気に悪化
典型的な例:
Camden Town
Piccadilly Circus
Shoreditch
Stratford
治安マップは「24時間の犯罪合計」を出すため、
“夜だけ危険”という特徴が数字では見えにくい のが落とし穴。
✔ 危険サイン②:駅から家までのルートが“街灯が少ない・人通りゼロ”
ロンドンの治安では、
家そのものより“家までの道”のほうが重要 です。
特に注意すべきは:
長い路地
街灯が極端に少ない
22時以降に急に人がいなくなる
大通りから外れると真っ暗
治安マップでは「暗さ」という要素は一切出ませんが、
実際には犯罪発生率が跳ね上がるポイントです。
✔ 危険サイン③:スーパー前・バス停周辺に“不審者が常にいる”
ロンドンの犯罪パターンとして、
酔っ払い
ドラッグ使用者
ホームレス
若者グループ
が 特定の場所に溜まる 傾向があります。
特に以下は要注意:
Sainsbury’s / Tesco 前で常に叫んでいる人がいる
バス停が“若者の溜まり場”になっている
いつ見ても同じホームレスが店前に座っている
治安マップに数字として出なくても、
「街の空気が荒れている」=夜のリスクが高い という明確なサインです。
✔ 危険サイン④:落書き・壊れた窓・ゴミの放置が“長期放置されている”
ヨーロッパの都市では、
環境の荒れ方が治安の悪化と直結 しています。
以下が揃っているエリアは、住民の質・管理が弱い可能性大:
壊れたガラス窓がそのまま
落書きが何年も放置
ゴミが散乱してカラスが常にいる
公園が荒れてベンチが破壊されている
これは “犯罪の温床となる環境” で、
Met Police の数字よりもはるかに信頼性が高い「現地の危険サイン」です。
✔ 危険サイン⑤:電動バイクでの“ひったくり”が日常的に起きている
ロンドン特有の犯罪として急増しているのが、
電動バイク(e-bike / e-scooter)によるスマホひったくり。
特に下記エリアは発生しやすい:
Camden
Shoreditch
Hackney
Stratford
Oxford Circus 周辺
治安マップでは「Theft(盗難)」に分類されるため、
“暴力系が少ない=安全”と誤解されるケースが多い。
しかし実際は、
盗難系が極端に多いエリアは 日常的に狙われる環境 である証拠です。
✔ 危険サイン⑥:駅前にドラッグの匂い(甘い匂い)が漂う
Cannabis(大麻)の匂いが強烈にする場所は、
若者グループ・薬物使用者の溜まり場であり、
夜の暴力犯罪が発生しやすい特徴があります。
特に:
Brixton
Peckham
Tottenham
Stratford
Dalston
などは、駅前の匂いで治安の雰囲気が分かることも多い。
治安マップは匂いを表示できないため、
現地でしか分からないサインの代表格です。
✔ 危険サイン⑦:金曜・土曜の夜に“酔っぱらいが急増する”エリア
ロンドンでは「週末の夜だけ治安が悪化する」街が多いです。
クラブ街
バー密集エリア
大型パブが多い駅前
は、金曜の夜に暴行(Violence)が一気に増えます。
例:
Clapham
Shoreditch
Camden
Brixton
「治安マップ上は普通でも、週末夜は危険」というのは非常に多いパターンです。
✔ 危険サイン⑧:バス停・団地周辺に“若者ギャングの集まり”がある
ロンドンには postcode ごとに縄張りを持つギャング(youth groups)が存在します。
以下が見られる場合は注意:
10〜15人の若者グループが常に騒いでいる
夜に団地の前で大声で叫ぶ
自転車・スクーターが常に走り回る
明らかに人の目を気にして動いている
これは 治安マップでは完全に見えない“最大級の危険サイン” です。
◆ この章のまとめ
治安マップはあくまで“数字”
しかし、ロンドンの危険は 数字に出ないものが半分以上
街灯・人通り・匂い・溜まり場・週末の雰囲気など
→ 実際に歩かないと分からない情報が多い
ここまで理解できると、
「マップ × 現地の雰囲気」で正しく治安判断ができる」ようになります。
🟥 第5章|誤解されやすい“治安の噂”を専門家視点で訂正する
― 「西は安全・東は危険」という“時代遅れの神話”をアップデートする
ロンドンの治安について、
日本で最も多い誤解が 「西ロンドン=安全、東ロンドン=危険」 という単純な分類です。
結論から言うと——
この認識は、10年以上前のロンドンを前提にした“完全に時代遅れ”の情報です。
Living Hub にはよく治安相談が届きますが、
たくさんの物件チェックをしていると、
「エリアの治安は“区”ではなく、“駅単位・通り単位”で決まる」
という事実がはっきりと見えてきます。
ここでは、今のロンドン治安を正しく理解するための 最新アップデート をまとめます。
✔ 誤解①:東ロンドンは“危険”というイメージのまま止まっている
昔は確かに治安が悪かった地域も多くありました。
しかし 2020 年以降、再開発(Regeneration)によって 治安・住みやすさが劇的に改善したエリアが急増 しています。
特に改善が顕著なエリア:
Forest Gate(Elizabeth Line)
Stratford の開発効果で街がクリーンになり、住民層が急変。
Woolwich
Elizabeth Line 開通で街の質がガラッと変わった代表例。
川沿いの開発が進み、London City から移る人が急増。
Royal Wharf / Custom House
一昔前とは別世界。高層マンション、スーパー、川沿いで治安が安定。
Leyton / Leytonstone
若い層が増え、カフェ文化・公園・雰囲気が大きく改善。
つまり、“東=危険” という括りは完全に崩壊しています。
良い意味で“エリアの入れ替わり”が激しいのがロンドンの特徴です。
✔ 誤解②:西ロンドンはどこでも安全 → 事実ではない
ここが実は一番伝えたいポイントです。
西ロンドンには高級住宅地も多く、治安が良い場所は確かに多いですが、
「西=安全」というわけではありません。
むしろ、Living Hub の実体験として、
Shepherd’s Bush の一部
Westfield 周辺は賑やかで明るいが、裏道はひったくり・スリが発生しやすい。
Acton(特にNorth Acton / East Acton)
治安にムラがあり、駅周辺の夜は意外と荒れやすい。
Hounslow
空港近くで多文化エリアだが、夜間の暴行・盗難が比較的多い。
Ealing Broadway ですら、夜は酔っ払いが多い通りがある
「西だから自動的に安全」という安心感は、
ロンドンではまったく通用しません。
✔ 誤解③:南ロンドンはギャングが多く危険 → “一部だけの話”
南ロンドンは確かに、過去にギャングのニュースが多かった時期があります。
ただし実際は:
Clapham, Balham, Wimbledon, Dulwich
→ むしろロンドンで最も治安が安定した住みやすいエリア群
Elephant & Castle や Brixton のごく一部
→ 改善が進む場所と、まだ注意が必要な場所が混在
南=危険、というレッテルは 部分的な事実を全体化している誤解 です。
✔ 誤解④:北ロンドンは危ない → “Hale側”は今や別世界
特に誤解が大きいのが北ロンドン。
北ロンドンと言えば、昔は「治安が荒れている」というイメージが強かったですが、
Tottenham Hale の再開発で大きく潮目が変わりました。
新築が増え、住民層が変化
駅周辺が綺麗で歩きやすい
Victoria Line の高速アクセスで人気上昇
Hale側(湖沿い)は、過去のイメージからは想像できないほど整った街になっています。
✔ 結論:ロンドン治安は“色分けできるほど単純ではない”
ロンドンの治安を理解するための最重要ポイントはこれです。
🌍 ロンドンの治安は “モザイク構造”
安全な場所と危険な場所が
駅単位、通り単位で入り混じって存在する
だからこそ、
「区で判断する」時代は完全に終わった と言い切れます。
治安を見るべき単位は、
駅
駅の北・南・東・西
家までのルート
夜の雰囲気
このレベルです。
SNSで広がっている治安情報は大まかすぎて、
実際の生活に必要な判断には全く使えません。
Living Hub は現地の優秀な不動産業者と提携し、
「数字で見えない治安」まで含めて評価しています。
◆ この章のまとめ
西=安全、東=危険 は時代遅れ
ロンドンは“駅ごと・通りごとに治安が違う”
再開発によって治安は毎年変化する
正しい知識がないと、間違ったイメージでエリアを避けてしまう
最新のロンドンを反映した「治安判断」が必要
🟥 第6章|家探しで“治安を見極めるための実践チェックリスト”
ロンドンで安全に暮らしたい人にとって、
「治安を自分で見極められるか?」 は最重要スキルです。
Living Hub には毎日のように、
このエリアは夜歩けますか?
駅から家までの道が不安です
Google Map だけでは判断できません…
という相談が届きます。
そこでこの章では、実際に Living Hub が
現地チェックで必ず確認している“治安判断の基準” をまとめました。
これは数字だけでは分からない、
現場でしか見えないリアルな治安チェック方法です。
今日から物件を内見する人は、必ず保存しておいてください。
🔍 ✔ チェック1|“駅前の雰囲気”はどうか?
駅前は、その街の治安がもっとも表れやすい場所です。
見るべきポイント:
パブやクラブの密集度(夜間の暴行リスク↑)
路上にたむろする若者・不審者の有無
ゴミの量(管理の行き届き方)
駅の出入りの客層(働く層が多いか?)
駅前が荒れている街は、周辺も荒れている。
これは例外がほぼありません。
🔦 ✔ チェック2|駅から家までの“夜道”を見る
治安判断で最も大事なのは、
「夜10〜11時の雰囲気」 です。
昼と夜で別の街になるのがロンドンの特徴。
見るべきポイント:
街灯はしっかりあるか
歩いている人はいるか(0人は危険)
真っ暗な裏道を通らずに帰れるか
パブの前を通らないルートがあるか
家の近くに酔っ払いが滞留しやすい場所がないか
Google Map では分からない“実際の安全性”がここで決まります。
🚮 ✔ チェック3|ゴミ・落書き・壊れた設備の放置
これは Living Hub が重視している指標の一つ。
ゴミが散らかっている
郵便受けが壊れたまま
落書きが長期間放置
これらは 「管理されていない街」 のサインで、犯罪率と相関があります。
逆に:
綺麗に掃除されている
公園の芝が整えられている
樹木が管理されている
こうした街は、住民の意識も高く、治安が安定しています。
🚴♂️ ✔ チェック4|ひったくり・電動バイクの通行が多いか
ロンドンの犯罪で特に急増しているのが、
電動自転車
電動スクーター
を使ったスマホ・バッグのひったくり。
チェックポイント:
駅前の大通りで電動バイクが頻繁に走っていないか
住宅街を不自然にスピードで走るバイクがいないか
スマホを手に持って歩く人が少ないエリアか
“手にスマホを持って歩けるかどうか” は、治安判断の大きな基準です。
🍺 ✔ チェック5|パブ・クラブが密集していないか
ロンドン治安において、パブやクラブは良くも悪くも街の中心。
しかし、住民視点では以下のリスクが上がります:
深夜の酔っ払いによる暴行
深夜の喧嘩・怒号
パブ周辺のひったくり
路上での嘔吐・ゴミの増加
家の近くにパブが「1軒」あるのは問題ありません。
ただし 密集している街は避ける のが基本。
🛒 ✔ チェック6|スーパー周辺の人の雰囲気
なぜスーパーか?
→ 街の“基礎治安”が出る場所だからです。
チェックポイント:
スーパー前に長時間滞留する人がいるか
酔っ払い・薬物使用者が多いか
店員が注意しているのに改善されていないか
安全な街は、スーパー前の空気が落ち着いています。
🚏 ✔ チェック7|バス停周辺の“たまり場化”
ロンドンの治安の悪さは、
実は駅より バス停周辺に出やすい ことがあります。
見るべきポイント:
若者が常にたむろしている
路上喫煙・大声・罵声などが日常化
パブ帰りの酔っ払いが多い
バス停周辺の治安が悪い街は、住む価値が下がります。
👮 ✔ チェック8|警察の出動回数(Met Police で確認可能)
Met Police の公式 Crime Map(後の章でリンク掲載)では、
犯罪総数
犯罪カテゴリ
各月の推移
を確認できます。
Living Hub では、
「過去3ヶ月」×「暴力犯罪のトレンド」 を重視して判断します。
理由:
短期間で治安が悪化している街は、住む人にとって予測不能な危険が増えるから。
🌟 この章のまとめ
✔ 治安は「地図だけで判断できない」
✔ 駅前・夜道・スーパー・バス停の雰囲気を見る
✔ 特に 夜10時前後の様子 が最重要
✔ “数字で見えない治安” を感じ取ることが安全の鍵
✔ Living Hub は全物件でこれらの基準をチェックしている
🟥 第7章|まとめ:治安を理解すれば、ロンドン生活の安全は“自分で守れる”
ロンドンの治安は、日本とはまったく別の構造で動いています。
「西は安全で、東は危ない」
「高級住宅街だから安心」
「駅から近い=安全」
どれも半分は正しいけれど、半分は間違いです。
ロンドンは世界有数のグローバル都市であると同時に、
エリアごとに“犯罪の種類”も“治安の傾向”もまったく異なる
モザイク状の都市 です。
同じ駅でも北口と南口で雰囲気がまったく違う。
昼と夜で別の街になる。
再開発で治安が一気に改善したり、逆に悪化したりもする。
だからこそ、
「治安を自分で読めるようになること」 が何より大切です。
✔ 治安マップを読める=ロンドン生活の自衛力が上がる
この記事で解説したように、治安マップには以下が詰まっています:
犯罪の種類
犯罪の発生エリア
直近のトレンド
夜間のリスク
再開発による改善傾向
治安マップは“ただの数字”ではありません。
正しく読めば、ロンドン生活の安全度が劇的に上がります。
また、Living Hub が家探しで大切にしているのは、
家賃でもアクセスでもなく、まず 安全。
安全が担保されなければ、
どれだけ家が綺麗でも、どれだけ駅が近くても、
生活の土台が崩れてしまうからです。
✔ 恐れる必要はない。でも「理解せずに住む」のは危険
ロンドンは危険な街だから怖がるべき、という話ではありません。
むしろ、正しい知識があれば:
住むべき場所
夜に避けるべきルート
トラブルの多い時間帯
自分の身を守る方法
これらがすべて理解できるようになります。
治安は“知識でカバーできる部分”がとても大きい。
この記事を読んだ今、あなたは
「治安を自分で判断できる状態」 にかなり近づいています。
📌 最後に:Living Hub は“治安 × 住みやすさ × アクセス”を最重要基準に物件を選んでいます
Living Hub は、ただ物件を紹介するサービスではありません。
ロンドンに来た人が、安全で快適に生活できるよう、
エージェントと治安チェックを全物件で徹底 して行っています。
✔ 治安が不安なエリアは紹介しません
✔ 駅〜家のルートまで必ず確認
✔ 夜の雰囲気・街灯・交通量まで実際にチェック
✔ 女性の一人暮らしでも安心できるエリアのみ掲載
✔ 犯罪データ(Met Police)も参照して評価
✔ 内見時の人の雰囲気も重視
あなたの “安全な暮らし” を守ることが、Living Hub の最優先事項です。
■ あなたの条件に合う「治安チェック済み物件」を受け取る
ロンドンでの家探しを安全に、効率的に進めたい人へ。
良い物件は24時間以内に埋まります。
治安・アクセス・住みやすさをすべてクリアした物件だけを、毎日優先的にお届けします。
✔ ロンドン初心者でも安心
✔ 治安の悪いエリアは完全排除
✔ 女性の一人暮らしでも安全な物件を厳選
✔ 即決レベルの優良物件が届く
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