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ロンドン家探しで注意すべき6つの落とし穴|日本人が必ず知っておくべき安全チェック【2025年版】

  • 執筆者の写真: Takanobu Shimanuki
    Takanobu Shimanuki
  • 2025年11月30日
  • 読了時間: 23分

ロンドンでの家探しは、日本の感覚で動くとほぼ確実につまずきます。



多くの人が、


  • 「良い物件が見つからない」

  • 「内見に行ったらもう取られていた」

  • 「変な物件に当たってしまった」


こうした悩みにぶつかるのですが、実はこれらの問題は “もっと前の段階”で勝負がついている ことがほとんどです。


ロンドンの賃貸は、「物件を見る前」からすでに戦いが始まっている世界 なんです。



◆ ① 日本では“テナントがお客さん”、ロンドンでは“大家がお客さん”という真逆の構造



日本では 借りる側=お客さん ですが、ロンドンでは真逆。


貸す側(大家)が完全な主導権を持っています。


そのため、ロンドンの家探しは


  • 「選ぶ」ではなく、「選ばれる」

  • 「条件を確認する」ではなく、「信用を示す」

  • 「ゆっくり検討」ではなく、「数分で返事を返す」


という文化。


ここを理解しないまま、“日本式の丁寧さ”で動くと、返信の5分・10分の遅れだけであなたの候補がすべて他の応募者に奪われます。


実際、ヨーロッパの人たちはこの“選ばれるゲーム”に慣れているため、非常に強い。

逆に日本人は丁寧に考えすぎてしまい、その結果、物件争奪戦に負けやすい構造になっているんです。




◆ ② ロンドンは“違法物件”が本当に多い(知らないと大事故になる)

ロンドンの賃貸市場には、悲しいことに違法物件が多いです。


例えば:


  • ライセンスなし(HMO)


  • EPC(省エネ証明)が最低ランク


  • ガス安全証明なし(違法)


  • Fire Risk Assessment未実施


  • 住居ではない部屋を勝手に貸す


  • デポジット保護なし(法律違反)



日本人がよく遭遇するMixB物件や個人オーナーの部屋で、これらが“揃いも揃って全部なし”なんてケースも珍しくありません。


そして恐ろしいのは、見た目が普通でも違法は違法、退去命令が出たら一発アウトだということ。


ロンドンでは、良し悪しは「見た目」ではなく、書類とライセンスで決まるという超現実的な世界です。




◆ ③ 家探しを“運”にしてしまうと、ロンドンではほぼ100%失敗する

日本人の多くが、


「タイミングが悪かったのかな…」

「いい物件が出るまで待つ」


と“運ゲー”で家探しをします。


しかしロンドンではこれは危険。

運ではなく、仕組みを理解しているかどうかで生死が分かれます。



ロンドンの賃貸は、


  • 物件の出方

  • エージェントの動き

  • オーナーの判断基準

  • 審査の通りやすさ

  • 返信速度

  • 送金ルート

  • 信用スコアの積み方


…これらを理解している人が勝ちます。


つまり家探しは、

◎ 運ではなく、“スキルと知識”で決まる世界

なんです。



◆ ロンドン家探しの本質は「情報を読み解くスキル」

ロンドンの家探しは


  • “日本式”で動くと負ける

  • 違法物件に気づけないと危険

  • 家探しを運に任せるとほぼ失敗

  • 「選ばれる側」であることを理解していないと空回りする

という構造が根底にあります。


逆に言うと、この構造を理解した瞬間から、家探しが一気に楽になります。


この記事では、


✔ ロンドン賃貸の“見えないルール”

✔ 日本人がつまずく理由

✔ 違法物件の見抜き方

✔ トラブルを避ける方法

✔ 最短で安全に家を決める流れ

をすべて言語化してまとめていきます。



ここに書いてあることを知るだけで、あなたの家探しは「別ゲームの世界」になります。





  1. ロンドンは“情報格差”で家が決まる


ロンドンで家探しをしていると、


「なんで自分だけ決まらないんだろう…」

「内見に行ったらもう取られていた」

「申し込みしたのに返信が遅い」


こういう経験をする人が本当に多いです。



でも、この裏には“ロンドン特有の構造”があります。


結論から言うと——


ロンドンの家探しは、英語力よりも“情報の鮮度”と“速度”で決まる世界です。



■ ① ロンドンでは、英語よりも「情報の鮮度」が勝負

日本人は「英語力がないから審査に落ちる」と誤解しがちですが、実際は違います。


ロンドンの不動産はとにかく回転が速く、“最初に正しい情報を掴んで動いた人”が全部持っていく。


たとえば:

  • 午前10時に公開

  • 11時に10件の問い合わせ

  • 14時には内見枠が埋まる

  • 17時に申し込みが入り「受付終了」


これがロンドンの賃貸市場の普通です。


だからこそ、情報の鮮度=勝敗そのもの。

そして残念ながら、日本人はこのスピード感についていけず情報戦で負けることが多い。




■ ② イギリスは「言質より文書」。契約書の世界

日本は“信頼”で成り立つ文化ですが、イギリスは“全て文書ベース”で判断されます。

オーナーもエージェントも、口頭の説明はほぼ信用しません。


  • 契約書

  • Reference

  • Income proof

  • Bank statement


この4つがすべて。


つまり、“書類を先に提示できる人が有利” になる。

だからあなたがまだイギリスに来たばかりで書類が揃っていない場合、どうしても“不利な立ち位置”から始まるんです。


逆に言えば、短期契約(5ヶ月)なら書類が少なくてもOK だから、最初に短期を選ぶだけでスタート地点のハンデが消えます。




■ ③ オーナーは「収入がある人」より“リスクが低い人”を選ぶ

これも日本人が誤解しやすいポイント。


オーナーは、


  • 年収が高い人

  • 英語が流暢な人


を優先しているわけではありません。



オーナーが見ているのは、“トラブルになりにくい人”=リスクが低い人。


判断基準は明確で、


  • 返信が早い

  • 提出書類が早い

  • 説明が一貫している

  • 約束を守る

  • 質問に正しく答えられる


つまり、“信用スコア”を短期間で積める人が勝つ。



逆に、

  • 返信が遅い

  • 英語を気にしすぎて丁寧すぎる返信(長くて読みにくい)

  • 書類が出てこない


こういう人は、実はオーナー・エージェント側からすると“リスクが高い” と判断されやすい。




■ ④ 返信速度=信用の高さ

ハッキリ言いますが、ロンドンの家探しで返信速度は「選考基準」の一つです。


エージェントは1日に数十件〜数百件の問い合わせを処理しているので、


  • 返信が早い人

  • 質問への回答が正確な人


が圧倒的に優先されます。


ここでも日本人が不利になる理由は明確で——丁寧に返信しようとして、返信が遅れる。


5〜10分の差で、物件は本当に他の人に取られます。

ロンドンでは、「一度返信が遅い人=その後も遅い人」と判断されるので、一気に優先度が下がるんです。




■ ⑤ 家探しは「信用スコアの積み重ね」である

ここまでをまとめると、ロンドンの家探しは運でも英語力でもなく、


・情報の鮮度

・返信速度

・書類の正確さ

・説明の一貫性



この4つで勝負が決まります。

つまり、家探し=信用スコア × スピードのゲーム





  1. 住宅の法律・資格制度を知らないと危険(FRA/HMO/EPC)



ロンドンで家探しをするうえで、ほとんどの日本人が見落としているのが「法律と資格制度」 です。



家の綺麗さ・広さ・家賃だけを見て決めてしまう人が多いですが、実はロンドンの賃貸は「法律を守っている物件」かどうかが生死を分けます。



大げさではなく、この資格がない家に住むと、火災・退去命令・デポジット没収などのリスクが一気に跳ね上がる。


Living HubでもMixBなどオーナー直の物件でのトラブル相談をたくさん受けてきたのですが、その9割は“何らかの法律に違反している物件”です。


この項目では、他の日本語ブログが絶対に触れない「法律×家探し」の視点で、本当に安全な物件の見分け方を共有します。




■ ① EPC(Energy Performance Certificate)|エネルギー性能証明書


まず知ってほしいのが EPC(家のエネルギー効率)


A〜Gまでの7段階評価で、ロンドンの普通の家は C〜Eあたりが一般的 です。


EPCが低いとどうなるか?

  • 光熱費が高額になる

  • 冬にめちゃくちゃ寒い(暖房が効かない)

  • カビが発生しやすい

  • 湿気で家具が傷む


特に F〜Gの物件は、そもそも“賃貸禁止” です。

でも、MixBやオーナー直物件では普通に貸されています。もちろん違法です。

もし EPC が出てこない物件なら、とりあえず候補から外すべき。発行に数分しかかからないので、「ない=怪しい」が正解です。




■ ② Gas Safety Certificate(ガス安全証明)

これは命に関わる部分。

イギリスではガス関連の設備は毎年チェックが義務化されており、Gas Safe engineer が発行する証明が必要です。


これがないとどうなるか?


  • ガス漏れに気づけない

  • 一酸化炭素中毒のリスク

  • 最悪、死亡事故もありうる

  • オーナーが法律違反 → 入居者にも退去命令が出ることもある


安全性に直結しているため、エージェント物件なら 100% 提示できます。

逆に “出せない” オーナー物件は、文字通り危険。



■ ③ HMO License(複数入居者向けライセンス)

ここが日本人が最もトラブルに遭うポイント。

3人以上の無関係な大人が住む物件には、HMO(House in Multiple Occupation)ライセンスが必須 です。



でも、

  • MixB

  • Facebook Marketplace

  • オーナー直物件

では、無ライセンスの違法HMO の物件も多くあります。



違法HMOの特徴:

  • トイレ・キッチンの数が足りていない

  • 消防設備が不十分

  • 消火器・火災警報器がない

  • 細い階段・窓が小さく避難できない

  • 部屋数を無理やり増やしている


これは命の問題です。


さらに、違法HMOは市役所からの立ち入り調査が入りやすく、突然「全員退去」になることがあります。


実際にここ最近でも違法HMOで 48時間以内退去命令 が出たニュースもあります。

デポジットは全員没収、補償なしです。


だから物件を見るときは、「この家はHMOライセンスありますか?」 と必ず聞くべきです。

ある場合は PDF がすぐ送られてきます。


ないなら論外。




■ ④ FRA(Fire Risk Assessment)|火災リスク評価

もう一つほとんど知られていないのが FRA(Fire Risk Assessment)


日本では一般入居者が気にすることはほぼありませんが、ロンドンでは大きな建物の場合、火災リスク評価が数年ごとに義務付けられています。



これがないとどうなる?


  • エントランス施錠が壊れていても放置

  • 非常口が塞がれていても気づかれない

  • 火災時の避難ルートが確保されていない


要は、「火事になったら死ぬ可能性が上がる家」 ということ。


あなたが選ぶ物件がフラット(集合住宅)の場合は、「FRAはアップデートされていますか?」と聞くのが安全。


エージェント物件ならすぐ提出できますが、無許可の物件は絶対に出てきません。




■ ⑤ 日本人向け物件で“違法率が高い”理由

実は、MixBで日本語で書かれた物件にも、ライセンスなし・HMO違反・違法改築 の組み合わせがある物件が存在しています。



理由はシンプルで、


  • 日本人は法律を知らない

  • 英語で文書を要求しない

  • 苦情を言わない

  • 追い出されても泣き寝入りする


オーナーからすると、「一番都合のいいターゲット」 になってしまっている。


ここを理解していない人は、写真だけ見て「綺麗そう」と契約し、後から大きなトラブルに巻き込まれます。




■ 物件探しは“法律を知る人”が勝つ

ロンドンの家探しでは、


  • EPC

  • Gas Safety

  • HMO License

  • FRA


この4つがない物件は、絶対に避けるべきです。


これらは単なる「紙のルール」ではありません。


安全・健康・生活の継続に直結する“最低限の基準”。

情報を知っている人が安全に、知らない人が損をするのがロンドンの現実です。





  1. ロンドン家探しは“心理戦”でもある


ロンドンの家探しは、物件の良し悪しだけで決まるわけではありません。


実は、もっと根本の部分──


「オーナーが“誰に家を貸したいか”」


ここで決まります。



つまりロンドンの家探しは、書類審査のように見えて、かなり“心理戦” なんです。


これは日本の常識とは大きく違います。


日本は「書類が揃ってるか」「収入が足りているか」という“点数型”ですが、

ロンドンは「この人に貸して大丈夫か?」という“リスク型”です。



だからこそ、相手の“心理”を理解しておくと、驚くほど契約がスムーズに進みます。



■ ① オーナーは「外国人だから落とす」のではない


まず勘違いしがちなのがこれ。


「外国人だから不利なんじゃないですか?」と聞かれることがありますが、実は逆です。


ロンドンのオーナーが見ているのは、


  • 英語力

  • 国籍

  • 年齢


ではありません。


本当に見ているのは、


“この人はリスクを理解していて、問題なく家賃を払ってくれるか?”


ただこれだけです。



つまり、“未来の不確実性が低い人”が選ばれる。


日本人は英語が拙くても、守るべきルールを守る傾向が強いので、むしろ好印象になりやすいケースも多いです。


落とされるのは、外国人だからではなく、情報不足で「よく分からない人」になってしまうから。




■ ② 審査は数学ではなく“心理判断”

ロンドンの審査は、日本のように数字だけで判断されません。


例えば:


  • 給与が十分でも、返信が遅い人は落とされる


  • 資金証明が完璧でも、質問が曖昧だと警戒される


  • 家賃が払える額でも「仕事まだです」は不確実要因扱い


つまり、審査は“数字×コミュニケーション”で決まる。


だから、文章が長く丁寧すぎると逆に弱くなることもあります。

オーナーが欲しいのは「完璧な英語」ではなく、“リスクの低い、分かりやすい人” です。




■ ③ 返信スピードは「審査の項目」の1つ

これはほぼ全日本人が知らない事実ですが、ロンドンの不動産は“返信スピード”が評価に直結します。


理由はシンプルで、ロンドンの物件は複数人から同時に応募が来るので、レスが早い人ほど「優秀な入居者候補」と見なされる。



逆に、質問を丁寧に考えすぎて返信が遅くなると、


  • “この人は動きが遅い”

  • “トラブルがあった時に連絡が取れなそう”

  • “不確実性が高い”


と判断されてしまう。



日本では丁寧=良い印象ですが、ロンドンでは スピード=信用 です。




■ ④ 日本人が長期契約で落ちやすい理由

長期で落ちやすい人の共通点はひとつ。


「未来の計画を言語化できていない」


例えば:

「仕事を探す予定です」

「これから決めます」


これはオーナーにとって、


“計画が読めない=リスク”


になります。


だから、新しく来たばかりのYMSが長期を狙うのは難しい。


でも、短期なら全く話が違います。




■ ⑤ 短期契約(最大5ヶ月)は心理的に通りやすい

短期契約は、オーナー・エージェント側から見ると、


  • リスクが少ない

  • 家賃未払いのリスクが低い

  • 揉めても短期で終わる

  • 書類も最低限でOK


なので、最も心理的に“安心して通せる案件” になります。


あなたが日本から来たばかりでも、短期契約なら RtR(Right to Rent)+資金証明があればほぼ通る理由はここ。


つまり、「心理的リスクの説明ができる契約形態」だから通る。




■ ⑥ 家探しは“人対人”のゲーム

結論を言うと、ロンドンの家探しは「人間の心理」を理解した人が勝ちます。


  • スピード

  • リスク説明

  • 明確な返答

  • 必要最小限の情報

  • コミュニケーションの簡潔さ


これだけで外国人でも、英語に自信がなくても、十分勝てる。



逆に、どれだけ書類が揃っていても


  • 返信が遅い

  • 曖昧な回答

  • “仕事まだです”と言い方を工夫しない

  • オーナーのリスクを考えない



こういう人は、書類が完璧でも落とされます。





  1. 内見で気づける人・気づけない人の差



ロンドンの物件は、内見の“目の付けどころ”で生活の質が大きく変わります。


同じ物件を見ても、「快適に暮らせる」と判断する人もいれば、「すぐトラブルが起こる家」を契約してしまう人もいる。


この差は、“内見で何を見るべきか”を知っているかどうかここがすべてです。



あなたが今まで見たどんなガイドよりも、現場で実際にトラブル対応をしてきた Living Hub の視点で、プロが内見で見ているポイントをまとめます。



■ ① ロンドン物件は“写真が別の家”問題が本当にある

ロンドンでは、


  • 5年前の写真

  • 改装前の写真

  • 別部屋の写真

  • 別物件の写真


が普通に使われています。



理由はシンプルで、管理会社が大量の物件を扱っていて更新が追いつかない から。



そのため、内見の時点で


  • 写真と床が違う

  • 写真より部屋が狭い

  • 写真では新品の家具がボロボロ


なんてことは日常茶飯事。


写真はあくまで“雰囲気だけ参考にするもの”で、物件の判断は内見で初めてスタート と考えたほうが安全です。




■ ② 湿気・カビは英国の宿命 → 間取りと位置で予測できる


ロンドンの家はどれだけ綺麗でも、湿気が溜まりやすい構造のものはカビが出ます。



湿気リスクが高い部屋の特徴:



  • 地下・半地下(basement / lower ground)

  • 北向きの部屋

  • 窓が小さい

  • 換気扇の位置が悪い

  • バスルームが窓なし・換気弱い

  • 壁紙に波打ち・シミ



これらが揃っている場合は長期で住むのがしんどくなります。



逆に、“住みやすさの匂い”がする部屋は、


  • 風が通る構造

  • 窓が2面ある

  • 天井が高い

  • 日当たりが入る

  • 近くに大きな木がない(湿気が溜まりにくい)


こういうポイントが内見で分かります。




■ ③ 洗濯機がキッチンにある理由(知らないと驚く文化差)


日本人が戸惑いやすいポイントがこれ。ロンドンのほとんどの家では、洗濯機はキッチンにあります。


「え?なんで?」と必ず聞かれますが、


  • イギリスの住宅は水回りが一箇所にまとまっている

  • 排水管の位置的にキッチンが一番都合が良い


という“住宅文化”の違いです。


不衛生では?と心配する人もいますが、それがイギリスの標準なので気にしなくて大丈夫。




■ ④ 地下・半地下(Basement / Lower Ground)は危険度が高い

価格は安いですが、リスクが段違いです。


地下に住むデメリット:

  • 日光が入らない

  • 湿気が取れない

  • カビが出やすい

  • 冬の結露がひどい

  • 防犯リスク(窓から侵入しやすい)

  • 冬は寒く夏は蒸しやすい



特に女性にはおすすめしません。


写真では綺麗でも、半年暮らせば必ず体に響きます。


地下は“住める住めないの判断”が明確に分かれるので要注意。




■ ⑤ エリアの安全度は“昼ではなく夜”に分かる

内見の多くは昼ですが、ロンドンのエリアは 昼と夜で表情が別物 です。



例えば:

  • 昼はカフェが多く穏やか → 夜は酔っ払いが多い

  • 昼は静か → 夜はクラブ帰りで騒音

  • 昼は明るい商店街 → 夜は閉まり真っ暗で人がいない



治安はGoogleには書いていません。


夜の雰囲気こそ、その街の本当の顔。



内見時に

「ここ、夜はどんな感じですか?」

と必ず聞くようにしてください。




■ ⑥ Wi-Fiの速度は「ポストコード」で決まる

これは驚かれることが多いですが、ロンドンのインターネットは“住所ごとに速度が違う”文化です。



同じ通りでも、

  • 早い家:300Mbps

  • 遅い家:10Mbps


ということが普通にあります。


特に古い建物が多いエリアは遅い傾向があり、リモートワークする人には致命的。


インターネットを仕事で使う人は内見の際に

「この物件はどのインターネット会社が使えますか?」

と確認しましょう。




■ ⑦ バス停が近い=便利の裏に“騒音リスク”



日本では「駅から近い」は価値が高いですが、ロンドンでは “バス停が近い”はデメリットのことも多い。



理由:

  • 深夜バスが通る(酔っ払いの声)

  • 人の滞留が多く騒がしい

  • 車のアイドリング音

  • 防犯リスクが高まる(人通りが多い=良い人も悪い人も増える)



便利なのは間違いないですが、静かに暮らしたい人には要注意ポイント です。




■ 内見は“知識ゲー”であり、見る力が9割


ロンドンの物件は、知識を持っている人だけが“後悔しない家”を選べる構造 になっています。



写真の雰囲気に惑わされず、構造・環境・文化・夜の治安まで含めて総合判断する。


それが、ロンドンで快適に暮らすための“リアルな内見スキル”です。





  1. 入居後に発生しやすいトラブル



ロンドンの家探しでよくあるのは、「入居前は良かったのに、住んでから地獄を見る」パターンです。


実際、Living Hub には“住んでから困っている”という相談が常に届きます。



そして、その多くが


  • 事前に知識がなかった

  • 日本との違いを知らなかった

  • “イギリスの常識”を前提にできてなかった


これが原因です。



ここでは、実際の相談や現場対応をベースに、日本人が特に知らずに困るトラブル をまとめていきます。



この記事の中でも、ここは特に読んでほしい章です。




■ ① 修理がとにかく遅い(2週間〜1ヶ月は普通)

イギリスに住む人なら全員が経験する “名物トラブル”。


  • ヒーターが壊れた

  • シャワーが冷たい

  • オーブンがつかない

  • 風呂の排水が詰まった


こういう生活必需品が壊れても、すぐ直ると思ったら大間違い。


日本では翌日修理が普通ですが、ロンドンでは


メール → 担当確認 → 日程調整 → 外部業者手配 → 修理


という“長いフロー”を踏むため、早くても1〜2週間、遅いと1ヶ月以上 かかります。



「なんで放置するの?」と思いますよね?


イギリスでは、“早く直す”より“手続きの正確さ”が優先される文化 だから。


スピード感に期待しすぎるとストレスで疲れます。




■ ② 水圧が弱い(構造上の問題で改善できない)

ロンドンの家は古い建物が多く、水圧が弱いのは日常です。


  • シャワーが途中で弱くなる

  • お湯になるまで時間がかかる

  • 同時に水を使うと冷たくなる

  • キッチンだけ水圧が弱い



これは“修理では直らない”ケースが大半。


原因は、

  • 建物の配管が古い

  • 給湯タンク式で圧力が弱い

  • 3階以上で水圧が届きにくい


などの構造的な要因。


内見でシャワーを軽く出して確認するだけで、“生活の快適さ”が大きく変わります。




■ ③ 暖房(ボイラー)は壊れやすく、冬は死活問題

ロンドンの暖房は “ボイラー式” が多いですが、これが壊れやすい。


  • 冬に突然止まる

  • ラジエーターが温まらない

  • ボイラーのエラー音が鳴る

  • お湯が出ない


しかも修理が遅いので、冬場は暖房がない期間が1週間続くことも珍しくありません。

「寒すぎて寝れない…」という相談は毎年届きます。



防寒グッズは最初から揃えておくべきです:

  • 電気ブランケット

  • 厚手の羽毛布団

  • 湯たんぽ

  • ラジエーター用のエアブロワー



イギリスの冬は“家の性能次第”。油断しないでください。




■ ④ Bills込みの“上限設定”という罠(気づかない人が多い)

Bills込みの物件は便利ですが、電気・ガスに上限がある物件が存在します。



例:

  • 月£100まで

  • 1年で合計£1,200まで


これを超えると、追加料金を請求されるまたはデポジットから差し引かれることがあります。


特に最近はエネルギー価格が上がっているので、“上限設定の罠”にかかる人が増えています。



契約前に必ず、

「Is there any cap for bills?」(光熱費に上限はありますか?)

と確認してください。




■ ⑤ ゴミ出しルールはエリアごとに厳しい(罰金あり)

ロンドンは Borough(区)によってゴミルールが違い、守らないと罰金が発生します。



よくある例:

  • ダンボールをまとめて出さないと持って行かれない

  • 食材ゴミを普通ゴミに混ぜると警告

  • 指定日以外に出すと£80の罰金



特にフラット(集合住宅)は厳しいです。


「隣の住人がルールを破ったのに自分が怒られた」という相談も珍しくありません。


初日に“必ず”ルールを確認しておきましょう。




■ ⑥ 郵便トラブルが多い(置き配=ほぼ盗難と思ったほうがいい)

ロンドンでは郵便トラブルが非常に多く、


  • 玄関前の置き配 → 盗難

  • 間違った住所へ配達

  • 他の階の住人に置かれる

  • Amazonの箱だけ盗まれて中身が取られる


これは本当に日常です。




イギリス生活の新しい常識:

重要な荷物は “玄関前に置かせない”。


  • Amazon Hub

  • 店舗受取り(Click & Collect)

  • 近くのPost Office受取り


これを使うのがベストです。




■ ⑦ 隣人トラブルは“警察が動かない”ことが前提

日本だと、隣の騒音トラブルに警察が来てくれますよね。


ロンドンでは、よほどの事件でない限り来ません。


例えば:

  • 深夜の大音量

  • 大声の喧嘩

  • 階段のドアをバンッと閉める

  • パーティーの騒音



これらは「民事不介入」。エージェントか管理会社にメールするしかありません。

住んでみて初めて「こういう文化の違いなんだ…」と気づく人が本当に多いです。




■ ロンドンは“家を借りるまで”より“住んでから”が本番

家探しの段階では気づきません。

でも、ロンドンで暮らす上で本当に大事なのは、“入居後の生活クオリティ” です。



水圧・暖房・修理スピード・郵便・隣人…どれも日本とは全く違う文化。


これらの違いを“知っているか / 知らないか”だけで、生活のストレスが大きく変わります。


ロンドン生活を快適にするために、ぜひ入居前にこの章を読み返してください。





  1. 日本人が安全に家を借りるための“行動アルゴリズム”

細かく聞きすぎて落ちる日本人、正しく動いて家を取る日本人



ロンドンの家探しで日本人がつまずく大きな理由の一つが、

「調べるポイント」と「気にしなくていいポイント」の区別がつかないこと。



日本の賃貸文化では“質問して確認してから契約”が当たり前ですが、ロンドンはまったく違います。



実は、ロンドンのエージェントは法律で厳密に管理されている ので、


  • EPC

  • Gas safety

  • HMOライセンス

  • FRA

  • 電気点検書類


こういった資格・安全基準はそもそも提出できないと貸し出せません。


ビジネスとして成立しないレベルなので、エージェント物件でこの部分を心配する必要はありません。



逆に、ここが盲点なのですが——

■ 細かく質問しすぎるほど、審査は“落ちやすくなる”


あなたの意図が「確認のため」でも、エージェント側はこう受け取ります:


  • この人はクレーム気質かもしれない


  • 契約しても面倒なやり取りが増えそう


  • 質問が多くて進まない=速度が遅い


  • その間に他の応募者を入れた方が早い


イギリスの賃貸は、“聞かれるより、早く動ける人”が優先される文化 です。



実際、エージェントに質問を重ねすぎた結果、返信が途絶えたり、その間に他の日本人に先を越された例は多いです。


だからこそ、この項目では「安全に」「最短で」「確実に」部屋を取るための最適ルート(行動アルゴリズム) を用意しました。




【家探しステップ:この順番に動くだけで安全に家が決まる】


① SIMカードを入れる(Lebara推奨)

→ 連絡の遅れ=家探し敗北→ 電話番号がないと契約が進まない



② Revolut を開設(※登録リンクはこちら

→ すぐ使える→ カードがホテル受け取りで届く→ 日本円から即入金で生活開始できる



③ Wise → Revolut の送金ルート確保

→ 家賃・デポジットの送金トラブルをゼロにする→ 平日午前なら当日着金



④ まずは短期物件を決める(最大5ヶ月)

→ YMSは書類がなくても入れる唯一の方法→ 長期をいきなり狙うのは非現実的



⑤ 仕事探しに集中する(家探しと同時進行しない)

→ 給与明細×3ヶ月、住所証明、銀行明細を揃える



⑥ 書類が揃った段階で長期物件へ移動

→ 4ヶ月目で全書類が揃う→ このタイミングが長期審査の最適解



⑦ エージェント物件では細かい質問をしすぎない

→ ライセンス関連は全てクリア済み→ 法律を守らないと営業できないため心配不要→ “返信の速さ”と“提出の正確さ”が最重要ポイント



⑧ 個人オーナーの場合のみ詳細チェックが必須

→ MixBなどは逆に細かく確認すべき→ EPC / Gas safety / HMO などの書類必須→ デポジットの返金条件まで確認




■ 日本人が不利になる理由は「確認しすぎ」ではなく「優先順位がズレている」



ロンドンで強いのは、

「必要なところだけ確認し、あとはスピードで動く人」。

エージェント物件は法律で守られています。


だから細かく聞きすぎる必要はありません。



むしろ、

  • 審査が早い

  • サインが早い

  • 送金が早い

  • 返信が早い


これだけで“この人は信用できる” と判断されます。



つまり、日本人が意識すべきポイントは


  • 情報の優先順位を正しくする

  • 聞くべきことだけ聞く

  • それ以外は速度で信頼を作る



これだけで、家探しの成功率が大きく上がります。





  1. まとめ|“正しい順番”で動けば、ロンドンの家探しは怖くない



ロンドンの賃貸は、日本のように

「ゆっくり選んで、ゆっくり比較して、質問してから契約する」——


このスタイルでは、まず間違いなく負けます。



家探しは競争です。

そしてロンドンは、世界でも圧倒的に“スピードと信用”が重視される街です。


でも逆に言えば、正しい順番で動くだけで、家探しのストレスは一気に消えます。



あなたがこの記事で学んだように、


  • どこを気にしなくていいのか


  • どこを重点的に見るべきなのか


  • どこで英語力より“行動スピード”が評価されるのか


  • どこから法律が守ってくれているのか


  • どこに落とし穴があるのか


この「判断軸」が1つ身につくだけで、家探し・仕事探し・生活のスタートすべてがスムーズになります。


特に、エージェント物件は法律で安全性が担保されているため、必要以上に細かく確認する必要はありません。


あなたがするべきことはただひとつ。



“正しい順番”で、淡々と進めること。



SIM → Revolut → 短期物件 → 仕事 → 長期物件


このアルゴリズムをなぞるだけで、ロンドン生活はすでに半分成功しています。




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